情報通信研究所(ICL)について
Introduction of Information & Communications Research Laboratories

沿革

工業技術研究院(略称:ITRI)は台湾のICT産業の成熟化に対応し、情報分野と通信分野のバランスの取れた、更なる発展を目指すと共に、高い付加価値の要求と、総合的なシステム開発の統合のニーズの高まりに応えるべく、ICチップとシステムの統合開発を統合した研究機関として、2010年1月1日に、情報通信研究所(ICL)とシステムチップテクノロジーセンターを合併し、新たな研究機関として発足しました。

新たな情報通信研究所(ICL)と、新たなビジョン

統合後、名称も引き続き、情報通信研究所(略称: ICL)とし、情報通信技術の応用と更なる高度化と普及を通じたグリーンエネルギー、インテリジェント化、健康社会の実現を使命としています。ICLの基本戦略は、ソフトウェア中心(software-centric)及び、サービス中心(service oriented)におけるチップと情報通信技術の開発に重点を置きながら、システム統合力(System Integration)の強化による、総合的なICT産業への貢献です。ICLは、また、スマート端末(smart endpoints)、モバイルクラウドサービス(mobile enabled cloud service)、インテリジェントカー(intelligent vehicles)、グリーンエネルギー(green energy)、ヘルスケア(Healthcare)などのアプリケーションの研究にも注力し、キーソリューションとサービスの開発も手掛けて参ります。このような戦略的な先端のシステム技術からチップ開発の緊密な垂直統合のニーズを満たし、台湾の産業競争力をより一層高めると共に、日本の皆様の多様な技術開発活用に貢献することを通じ、共に日本市場、世界市場における産業発展のお手伝いを目指しております。

ICLが扱う技術分野は情報テクノロジー、通信テクノロジー、及びチップ設計の研究開発に亘り、回路設計、システム統合からアプリケーションサービスまでの一貫した開発と、多元的なアプリケーション分野の開発まで手掛けています。ICLはICチップ、情報及び通信産業の発展において必要とされる、将来を見据えた先進的研究の確立と関連する新たなキーテクノロジーの開発と通じ、既存技術の付加価値向上と商用化を推し進めています。目標は高効率、高品質のシステム設計と統合を通じて、台湾におけるICTの新しいシステム製造業の新たな発展を主導し、システム仕様とコアシステムの要素技術を提供して高い付加価値を創造することです。

情報通信研究所(ICL)の取り組み

ICLはその創設から現在まで、コンピュータと通信システム技術の研究開発において力を尽くしてきました。近年ではマルチコア処理能力、3Dチップ(3D IC)統合技術、アナログ及びミックスドシグナル(Analog and Mixed-signal)、及び高周波(RF)回路設計、先進製造プロセスとシステムチップ設計の補助メソッドとワークフロー、センサネットワーク(WSN,Wireless Sensor Network)、クラウドコンピューティング(Cloud Computing)などの新技術にも多くの力を注いでいます。ICLは今後もインテリジェント端末とサービス、車載電子機器を構成する要素技術、ソリューション及サービスの提供に力を入れていきます。例えば車載電子機器の基本戦略は、インテリジェント・グリーンエネルギーに実用化を基本とし、情報通信システムを効率的に先進のインテリジェントカーへの搭載を実現します。この他にも、無線ブロードバンド通信技術においても、先進的なブロードバンド通信システムのチップとシステム設計技術の研究開発を強力に推進しており、更に将来における標準規格の策定に欠かせない基礎的特許とキー/コア知的財産権の創造と共に、積極的にその展開に努めます。

ICLは多元的なアプリケーション研究開発の相乗効果による基本環境の活用が期待されており、その他の学術研究部門、国内外のメーカーなどとの適時、適切な戦略的提携またはアライアンスによって、自律システムの仕様を決定するシステム統合を目指します。最終的には台湾をOEM供給にととまらず、日本をはじめとする各ユーザー、顧客の皆様の多様なニーズにお応えし、システムの仕様の柔軟なカスタマイズと共に、多様なシステムとアプリケーションサービスのご提供を推進し、製品の付加価値を高め、次世代の情報通信産業への貢献を願っています。

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